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出会い系サイトの迷惑メールへの対処法

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悪質な出会い系サイトの被害で、サクラと並んで相談が多いのが大量に届く迷惑メールがあります。
メールぐらいと甘くみてはいけません。

迷惑メールを下手に扱うと、詐欺の被害が拡大する可能性があるので、できるだけ早く対処することが必要です。
今回は迷惑メールへの対処法を紹介するので、もしも迷惑メールが届いたら参考にしてください。

出会い系サイトの迷惑メール

そもそもなぜ詐欺会社は迷惑メールを送るのでしょうか?
まずはどのように情報漏洩しており、悪徳業者がいかにして迷惑メールでお金を稼いでいるのか理解しましょう。

・迷惑メールはコストがかからない

悪徳業者やサクラばかりの出会い系サイトの他にも、女性に人気の高い携帯の占いサイトや懸賞サイトなどを使って、そこの登録者達のメールアドレスを取得しています。

最近ではダウンロードしただけで自分のだけではなく、スマホの電話帳に登録されている連絡先を抜き取るというケースも増えています。

そうやって集められたメールアドレスに対して、悪質サイトの運営者は1日に10億とも言われる数の迷惑メールを送信しています。
メールアドレスさえ取得してしまえば、迷惑メールをプログラムで送るだけなので、PCと人ひとりいれば行えます。

それも通常であれば公には広告に出せないような悪質なもの、個人のメールアドレス宛であれば堂々と送れます・

そうやって迷惑メールを送った何万人、何十万人という人の中から数パーセントの割合でも詐欺に引っかかればもとがとれるのです。
詐欺にもさまざまな手段がありますが、その中でも迷惑メールを送るのは持ってもコストがかからない手段といえるでしょう。

・1時間に何十通もくる

メールが来るだけなら、すべて無視すればいいだろうと考える人もいますが、そんなに甘いものではありません。
迷惑メールを送る悪徳業者のリストに入ってしまうと1時間に何十通というペースで迷惑メールが送られてきます。

もちろん受信ボックスは迷惑メールですぐにいっぱいになります。
しばらく放置していれば、そのまま収まるケースもありますが、プライベートで利用しているアドレスの場合、迷惑メールを止めたいと考えるでしょう。

そう思わせて、何かしらのアクションを起こさせることが悪質業者の狙いなのです。

・迷惑メールで行う詐欺の手段

大量に送った迷惑メールで、悪徳業者はどのようにして利益を出しているのでしょうか?
最も単純なのは、架空の料金請求の内容のメールに騙されてそのまま払ってしまうパターンです。

特に出会い系サイトの利用者だと、架空請求だと思いながらも、出会い系サイトを利用していることを周囲に知られたくないという思いから、料金を払ってしまう人もいるのです。

他にも、システムエラーを直すために料金が必要ですといった内容のメールを信じてしまう人もいます。

恐ろしいケースだと、リンクをクリックするのと同時にサイトに登録したことになり、登録料と利用料を請求される、ワンクリック詐欺というケースもあります。

どちらにしても普通であれば騙されないような内容でも、何万人に送ってそのうちの何人かが詐欺にかかればいいと思っているため、一人に対して何十通というメールを送っているのです。

迷惑メールを取り締まる「特定電子メール法」

こんなに迷惑メールに困っている人がいるんだから。それを取り締まる法律はないの?って思いますよね。

迷惑メールに限らず商業目的のメールの送信者を取り締まる対策法が、別名「迷惑メール防止法」と呼ばれている「特定電子メール法」です。
法律では迷惑メールの送信者に対してどのような規制をしているのでしょうか。

・規制対象になるメール

広告宣伝を目的としてメールの送信者はすべて規制対象になります。

迷惑メールでイメージするいかがわしい内容のものでなくても、ネットショップが新しい商品を告知するためのメールの送信者もすべて規制の範囲内です。

企業でメルマガなどを配信する担当の人は知らずに、知らぬ間に犯罪者にならないようにしっかり確認する必要のある法律です。

・法律で義務付けられていること

商目的のメールすべてが法律の対象ということですが、通常のメールの迷惑メールの線引きはどのように行われているのでしょうか。

専門用語でいうと「オプトインの取得」と「オプトアウトの運用」が義務付けられています。

オプトインの取得とはメルマガを送る前に、受信者に予め「広告・宣伝のメールを送ることを認識させること」と「メールを送ることについて同意を得ること」です。
ネットショップで買い物をすると、会員登録時などにメールの受信者は「案内を受け取る」といったような項目チェックを求められることがあると思いますが、それがオプトインの取得です。

それに対してオプトアウトとは、メルマガの受信者でも、メルマガを望まなくなったタイミングで、速やかに配信停止を申し込めるようにしなければいけません。

たメールを送信する際には必ず、送信者情報(「送信責任者名」「会社名」「住所」「電話番号」「送信者アドレス」など)をしっかり確認しなければいけません。

・違反したときの罰則

「特定電子メール法」に違反した場合、送信者は「1年以下の徴収または100万円以下の罰金(法人は3,000万円以下の罰金)」が課せられることがあります。

絶対にやってはいけないこと

迷惑メールが来た時にやってはいけないNG行為を先にあげていきます。
根本的な対処法は後から記載しますが、まずは次のような行為はしないでください。

・メール内のURLをクリックする

迷惑メールの中にはいくつもURLが貼られていますが、決してタップしてはいけません。

リンク先は、クリックしただけで登録される有料サイトの可能性もあり、それだけで利用料金を請求されることもあります。

内容としては人の欲望を刺激する「出会える系」「アダルト系」「お金稼げる系」といったものがあります。

普段であればスルーできるこれらのURLも、金欠で困っている時や、どうしようもなくムラムラしているときに見るとつい開きたくなってしまいます。
基本的は迷惑メールだと思った瞬間に中身を見ないで閉じるのが得策です。

・メールを返信する

あまりに理不尽に送られてくる迷惑メールに、堪忍袋の緒が切れて怒りのメールを送る人もいますが、こちらも絶対にやってはいけません。

自分としてはしてやったりと思うかもしれませんが、悪徳業者の思うツボです。

「メール配信を解除するのに○○円必要です」といったさらなる詐欺のメールが届いたり、謝罪するふりをしてさらに個人情報を奪おうとしてきます。

迷惑メールに腹が立った時は、後から説明する方法で対処してください。

・退会申請や配信停止手続きをする

迷惑メールにはご丁寧に「配信停止はこちら」といったURLが貼られていたり、問い合わせフォームが用意されており、迷惑メールに辟易した人達はこのURLを押します。

しかしこのURLを押させることが、悪徳業者の狙いなのです。
URLを押すことで、悪徳業者からは迷惑メールを送れば反応する、生きているアドレスと認定されます。

活きているアドレスは詐欺業社の中で売買されるため、商品になります。
つまり迷惑メールを止めるためにしたことが、悪質業者の利益に繋がり、さらに迷惑メールを増やすことになるのです。

詐欺の被害者にならないためにも、メールに書かれているような退会申請や配信手続きをしてはいけません。

迷惑メールの対処方法

具体的に迷惑メールが届いた時の対処法を紹介していきます。

迷惑メールの対策は基本的に無視することと言われていますが、根本的な解決にはなりませんよね。

ここでは迷惑メールがこないようにする方法を紹介していきます。
上から順に試してもらえれば、高い確率で迷惑メールがとまります

・受信拒否設定

迷惑メールは基本的にPCから送信されています。

メールの設定の中には大抵、「PCからのメールを受信しない」という設定がるので、それを設定すれば、ほとんどの迷惑メールを防ぐことができます。
しかし、これだと通常のPCからのメールも受信できなくなるので、受信したいアドレスを別途「受信指定リスト」というもの登録しておけば必要なメールは受信できます。

・退会申請する

何かしらのサイトに登録した記憶があって、登録したサイトから迷惑メールが送られている場合、退会申請をするのも1つの手です。
やり方としてはそのサイトの「特定商取引のページ」などのページにアクセスして、そのサイトのアドレスを入手しましょう。

必要なアドレス「info@~」というサイトの総合受付のアドレスです。

迷惑メールを送ってきている、異様に長ったらしいアドレスは送信専用のアドレスなので業者はみていません。
送るときに件名を「配信停止」にして送れば、多少のタイムラグがありますが、迷惑メールが止まります。

・おとりのメールアドレスを利用する

多少手間がかかりますが、無料のフリーメールアドレスを取得します。
その後、迷惑メールの送信元であるサイトへアクセスして「登録設定」などのページで、先ほど作ったメールアドレスに変更しましょう。

おとりに作ったアドレスに確認のメールが来るので、設定を完了すれば迷惑メールはすべておとりのアドレスに届きます。

こうすることで自分のメインのアドレスを守れます。

・警視庁などに通報する

通報するといっても、直接警察に行ったり電話するわけではありません。
総務省が用意している迷惑メールに特化した相談窓口などを使います。

届いた迷惑メールを引用返信して、Toを相手のアドレスにして、CCに次の宛先を入力してください。

・日本産業協会(spam-in@nissankyo.jp)
・警視庁(info@keishicho.metro.tokyo.jp)
・迷惑メール相談センター(meiwaku@dekyo.or.jp)

1つだと物足りないという方は、複数のメールを同じように送って、件名は「全て通報します」と入れるのがポイントです。

停止されるまでにタイムラグはありますが、遅くても24時間以内にはほとんどの迷惑メールがこれでとまります。

・メールアドレスを変更する

いろいろ試したけど迷惑メールが止まらないという場合は、最終手段としてメールアドレスを変更しましょう。
メインで使っているアドレスの場合、変更すると友人や家族にも変更して旨を連絡しなければならないため、面倒です。

できるだけ、アドレス変更をしなくていいように、上の対策を試してみてください。

アドレス変更をしても迷惑メールが止まらない場合、利用しているパソコンのセキュリティに問題がある可能性があるので、セキュリティソフトなどを使ってセキュリティ対策を行いましょう。
また自分の家族がそのような被害に会った場合には利用している携帯電話にフィルタリングをかけましょう。

【まとめ】迷惑メールを甘く見ないで送球に対処する

迷惑メールは放置しておくのが一番といわれますが、迷惑メールが届くたびに通知が来たり、受信ボックスが迷惑メールで埋め尽くされるのを見るのは気持ちいいものではありません。

しかし、腹立たしいからと言って、早まったことをすると余計被害が拡大する可能性もあるため、しっかり対処法を知っておきましょう。

どんなに現実味のあるメールであったとしても、お金を支払う前に第三者や国民生活センターに相談しましょう。

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