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援デリに関する事件例と逮捕者の懲役【実刑判決はどれくらい?】

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援助交際は犯罪行為であるのは、みなさん知っていると思います。

大手優良出会い系サイト(ワクワクメール、イククル、ハッピーメール、PCMAX、Jメールなど)を利用して、18歳未満の未成年が援デリ嬢として売春行為を行っている現実が多く存在しているのです。

出会い系サイトの運営者側も厳しく取り締まっていますが、なかなか撲滅できないのが現状です。

そのような違法行為をするのは、少女たちを上手く騙す悪徳援デリ業者が原因です。

また、「風俗営業法」や「売春防止法」などを知らない男性ユーザーが多く存在すること。

そしてどのような行為をすると、どのような処罰されるか知らない人が多いことから、どうせバレないと軽い気持ちから被害が拡大していると思われます。

 

今回は実際にはどのような行為を行うと逮捕されるのか?

逮捕されるとどのような罰則をうけることになるのかを説明したいと思います。

援デリについて詳しく理解しておきましょう。

■援デリは逮捕される?実刑はどれくらい?「業者」「利用者」それぞれの場合

○援デリをさせるとどうなる?(業者の立場)

援助交際での罰則は斡旋をした場合と斡旋を業務として行ったかによって罰則が違います。

管理者として援デリを行った場合の罰則について説明します。

援デリ業者は出会い系サイトを悪用して援助交際で荒稼ぎしている業者が後を絶ちません。

ただ、出会い系業者も援デリ業者をそのまま活動させてしまうと、「児童買春斡旋」に問われかねないということもあり、出会い系サイトの運用者も業者摘発に対してセキュリティを強化しています。

実際、業者が摘発されると法律上では以下の「児童買春斡旋」の業とした者に該当し、七年以下の懲役と千万円以下の罰金となります。

(児童買春斡旋)

第五条 児童買春の周旋をした者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

2 児童買春の周旋をすることを業とした者は、七年以下の懲役及び千万円以下の罰金に処する。

※「児童」とは、十八歳に満たない者をいう

 

また、犯罪を起こして稼いだ金銭は没収される可能性が高いです。

犯罪行為を組成した物(刑法19条1項1号)や犯罪行為のように供した物(同2号)、など犯罪行為で得た場合は手元に置いておくと危険と判断されるため没収となります。

○援デリ嬢として働くとどうなる?(援デリ嬢の立場)

援デリ嬢として働いている限りでは、業者に罰則が及ぶだけで自分は大丈夫と思っている人はいませんか?

間違いなく、違法行為として罰則を受けるで止めましょう。

状況によりますが、自ら進んで援助交際を斡旋したと解釈されれば同じく児童買春の斡旋となる場合もあるのでリスクもあり危険です。

一時的なお金のために怖い思いをする可能性だけではなく、罰金や最悪懲役となる可能性もあるので、デメリットしかありません。

 

第五条 児童買春の周旋をした者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

第六条 児童買春の周旋をする目的で、人に児童買春をするように勧誘した者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

 

○援デリ嬢を買うとどうなる?(援デリ利用者の立場)

援助交際を斡旋している業者が罰則を受けるだけと思ったら大間違いです。

援助交際と分って援デリ嬢と関係を持つと、特に相手が18歳未満の未成年であった場合は児童買春となり罰則を受ける対象となります。

また、出会い系初心者ではなく複数回売春組織との交流を持つと、一番重い刑であれば五年以下の懲役となり長い期間捕まることになります。

安易にお金が手に入ると思い、思わぬ危険性や被害を受けることになるので、児童売春などに手を出さないように注意しましょう。

 

第四条 児童買春をした者は、五年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。

(児童買春周旋)

 

■援デリに関する事件の事例一覧

・女子高生に売春させた元関学生ら執行猶予判決 -兵庫-

http://fuunews.com/archives/849/

2009年9月、11月

派遣型風俗店に高校生を勤務させた疑いで大学生、無職の男性2名が逮捕された事件。

判決によると神戸市のホテルに高校生の女の子に対して男性を紹介し、みだらな行為をさせたという。この事件では高校生にそのような行為をさせたのが、学生がこのような行為を行っているということでしょう。

年齢が近いのもあり親しくなったからといって気軽に話を聞くのも注意が必要と思わせる事件ですね。

・援デリ少女を脅して売春強要「援デリ狩り」摘発 -広島-

http://fuunews.com/archives/1980/

2012年8月

援助交際を逆手に取った事件も発生しています。

援助交際を進めてきた女性に対して、客として装い話を飲んだふりをして「組織に許可なく客を取った」とトラブルを起こし、50万円~100万円の金額を強要したとして、恐喝未遂などの罪で組織メンバー4名が広島県警にて逮捕された。

このケースは援助交際を進めてくる側ではなく、客を装い援助交際を進める側に金銭を強要する客側で起こす犯罪行為となります。

・女子中学生に「援デリ」あっせん 統括役の男逮捕

http://www.kanaloco.jp/article/71515

2013年2月

援助交際デリバリーヘルスへ働くよう少女に斡旋した疑いにより、自称金融業の男を逮捕となった。

少女の事情聴取から客引きやスカウト役を合わせて7名も同時に摘発となった。

内情としては同容疑者が統括者となって、売春組織を作り活動していることが分かり、同容疑者がネット掲示板にて「簡単に稼げる仕事紹介」にて、風俗求人と思わせない内容で少女を募集し、集まった少女を管理者である同容疑者に合わせるような流れになっていたよう。

この事件は組織で活動し、多くの少女に対して児童売春の仕事を斡旋し、大きな金額を得ていたこと、主導として動くのはスカウト、客引き役に任せていた点など考えられた犯罪活動を行っているという点が挙げられるでしょう。

・【児童買春・福岡】援助交際デリヘルと称し14歳女子中学生に売春させる

http://lhj.jp/casefile/

2014年6月、9月

福岡市無職3名が「援助交際デリヘル」と買春組織を作り、携帯電話の出会い系サイトなどを利用し、女子中学生などの未成年者を男性と引き合わせて売春行為を斡旋したとし逮捕された。自営業を営む男2名に対しても上記組織と同様の犯行に及びこちらも逮捕となった。

同じ時期に同じ手口で売春行為を斡旋する業者が摘発されるということで、同じような業態で荒稼ぎをしている犯罪集団が多いことが分かる事件となっている。

・広島県呉 援デリ少女リンチ事件 17歳女子高生が援デリ元締め

http://otona.japandeep.info/hiroshima-girls-murder/

http://www.news-postseven.com/archives/20130822_205332.html

2013年7月

定時制に通う女子高生が援デリ業者の元締めを行っており、キャストを5人も抱え25万円ほどのお金を得ていた事件。

この事件は援助交際だけではなく、メンバー間のいざこざがあり16歳の少女を殺害まで行ってしまった殺人事件となっている。

女子高生が元締めを行っていることにも驚きであるが、それに加え殺人まで行ってしまったという凶悪の事件となっている。

・兵庫県 シャブ漬けし援デリさせた事件

http://www.sankei.com/west/news/140815/wst1408150033-n1.html

2014年7月23日

出会い系サイトを利用して「簡単なアルバイト」として少女を募り、

同じくインターネットで援助交際を希望する男性も募っていたという。

他の援デリ業者と違う点は少女を薬漬けにして、援助交際を行わせていたという点。

少女に覚せい剤を使った点もあるが、援助交際ができないのであれば覚せい剤の支払いもさせたという、少女のことを考えず金銭の道具として扱った卑劣な事件である。

・SNSで女子中学生を勧誘…「援デリ」で男逮捕 千葉県警千葉北署

https://lineblog.me/nitoyumeno/archives/30117647.html

2014年7月30日

女子中学生をホテルに派遣してさせたとして無職の男(26歳)が逮捕された事件。

驚きなのは、中学3年生(15歳)が売春行為をしている事実と、18歳未満という情報を知りながら金銭を渡し、わいせつな行為などの犯罪行為を行う男性客が存在しているという事実。の2点が現実に存在していることが判明した事件といえるでしょう。

・18日間で客48人…家出中の少女に売春、「援デリ」経営容疑で男2人逮捕

http://www.sanspo.com/geino/news/20151007/tro15100716510005-n1.html

2015年2月11日

コミュニティサイトで知り合った少女に売春をさせた事件。

対象の少女は無職の家出少女というお金に困っている状態の子に狙いをつけて援助交際を斡旋したという事件。

お金をすぐにでもほしい気持ちを逆手にとり、18日間で48人の男性と引き合わせたということで、スピード勝負で荒稼ぎを狙っていたと考えられる。

・「援デリ」収益を収受 容疑の神戸山口組系幹部を逮捕 大阪府警

http://www.sankei.com/west/news/160509/wst1605090073-n1.html

2015年9月

神戸山口組系幹部が援助交際の斡旋で収益を得ていた金銭を受け取ったとして逮捕された。

このお金は少女に出会い系から援助交際を行わせた業者がみかじめ料として支払っていたとされている。この援デリ業者の摘発にも乗り出し、男女7名のグループの逮捕を行った。

援助交際に直接関わっていない場合であっても、犯罪で得た収益を受けとっている場合に関しては同じく処罰の対象となることが明確に分かる事件といえるでしょう。

・2年で2億円荒稼ぎした川崎の援デリ業者

http://r-zone.me/2015/09/22.html

2015年9月

川崎市無職の男が、業者のような立場でお客となる男性と価格交渉を行い、価格交渉に成功した場合に新宿歌舞伎町にて女性と引き寄せ2億円もの大金を得ていた。

2年間での期間で2億円もの金額を荒稼ぎしていた事例。年間1億円ものペースを考えると逮捕された男性の行動力と援助交際を求めている男性の多さを考えさせるニュース。

・大阪援デリ経営者逮捕 「事前講習」と称し自ら少女を味見

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/210376/2

2016年9月

援助交際を斡旋したとして逮捕された事件。

活動場所は主に大坂の鶴橋駅周辺にて男性客と待ち合わせを行っていた。

女子中学生は4万円。女子高生以上では2万8千円と金額設定を行い、約200万円ほど荒稼ぎを行っており、手っ取り早くお金を稼ぎたかったと、犯罪行為と知っていても手軽さと稼げる金額の多さに目がくらみ、手を出してしまった事件といえます。

援助交際を行う側の女性の年齢に対して、価格付けを行うなど犯罪行為における意識の低さが見えた事件といえるでしょう

■援助交際で逮捕されたら弁護士に依頼した方がいい?

○弁護士に依頼をするメリット

容疑者となれば逮捕されるのは突然です。

しかも逮捕された後は警察署で48時間以内の事情聴取、その後は検察所で24時間以内の聴取が行われ、トータル72時間以内に起訴、不起訴の判断がされますが、72時間で確定できない場合は、裁判所へ対して「勾留請求」を行い、10日間の拘束する処置が取られます。

ここで「弁護士」に依頼することで、不起訴処分を勝ち取ることもできる可能性もあるだけではなく長い期間の拘束をされることもなく釈放になる可能性もあります。

また、一番のメリットは逮捕された後に感じるのは精神的な不安であると思われます。

その不安の点を払しょくしてくれるアドバイスをくれるのも弁護士へ依頼するメリットといえます。

○弁護士に依頼するデメリット

国選弁護士であれば費用は発生しませんが、その分野のエキスパートが担当してくれるかどうか不明瞭な点が多く、対応に心配になるケースもありえます。

また、逮捕の段階では選任できないというデメリットもあります。

私選弁護士であれば逮捕される前からいつでも依頼することもできます。

ただこの場合は費用が発生するため、依頼者に対して経済的な負荷がかかることになります。

費用は担当弁護士によっても変わりますし、対応期間によっても大きく変わってきます。

費用が掛かってもスピード勝負を行うか、費用重視で国選弁護士などを選択するか選ぶ必要がある点がデメリットであるといえるでしょう。

 

○今回の記事ソース

Q犯罪で得たお金

https://okwave.jp/qa/q382469.html

https://keiji-pro.com/columns/83/

○刑事事件弁護士相談広場

https://www.keijihiroba.com/10min/1min.html

○弁護士を探すなら「厳選 刑事事件弁護士ナビ」ロゴ

https://keiji-pro.com/columns/83/

○国が弁護士費用を負担する国選弁護人にはデメリットも多い

https://keiji-pro.com/columns/14/#content_0

○国選弁護士と私選弁護士のメリット・デメリット

http://www.t-nakamura-law.com/keijibengoshi/kokusenshisen.html

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