今回の記事では出会い系サイト「ハピネス」について紹介していきます。
結論から言うとサクラばかりの悪質アプリなので、利用するのはおすすめしません。
ハピネスがなぜ悪質出会い系アプリと言えるのかを説明するので、今後、どんな出会い系アプリを利用すればいいか悩んでいる人は参考にしてください。
ハピネスについて
まずはハピネスがどんなアプリなのかを紹介していきます。
・出会い系アプリ
ハピネスはアプリ上で異性とやり取りができる登録無料のSNSアプリです。
相手のプロフィールを見て、お互いに「イイネ!」を押せば、やり取りができるようになる一般的な出会い系アプリと同じ仕組みをとっています。
47都道府県対応を謳っており、年齢や地域で表示する相手を絞り込むことができます。
今や星の数ほどある出会い系アプリですが、ハピネスは決して使い勝手がいいわけでもなく、画面も見やすくありません。
開発にあまりコストをかけていないのが、すぐに分かるレベルです。
・運営は株式会社ELSA
運営しているのは株式会社ELSAという企業。
Googleに名前を打ち込んで検索しても、5ページ以内にはそれらしき企業のHPは出てきません。
HPを持っていないか、晒し防止のために企業名が検索されないようにしている可能性があります。
企業名で検索しても情報が出ないというのは、悪徳業者の可能性が高いです。
他のサイトでもハピネスは悪質であると評価されています。
・Web版はない
ハピネスはアプリ版のみでブラウザでは利用できません。
老舗の出会い系サイトは、元がWeb版なのでブラウザ版もアプリ版もありますが、最近の出会い系アプリはアプリ版のみの場合も多いです。
・料金設定が高額
ハピネスはダウンロードは無料ですが、掲示板に投稿された画像を見たり、メッセージを送信するのに料金が発生します。
新規登録時には無料ポイントがサービスでつきますが、使いきった後はポイントを購入しなければいけません。
通常の出会い系アプリと同じく、料金が発生するのは男性のみで、女性は完全無料で利用できます。
ハピネスは料金をpt(ポイント)で表記しており、1pt=12円のようです。
1pt当たりの料金を中途半端に設定するのは、実質の料金を計算しづらくするための場合が多く、悪質サイトでよく見られる手口です。
各操作の料金設定は下記の通りです。
・掲示板に投稿された画像閲覧:1pt(12円)
・すれ違いメッセージの送信:2pt(24円)
・掲示板に投稿された動画閲覧:5pt(60円)
・プロフィールの動画閲覧:15pt(180円)
・個別メッセージの送信:20pt(240円)
・リミット解除(個別送受信無料):2000pt(24000円)
料金が高いか安いかを判断するにはメッセージの送信料を見ましょう。
優良の出会い系サイトでは、一通のメールを送るのにかかる料金は50~70円程度です。
この範囲を超える料金設定の場合は、ほとんどの確率で悪質サイトだと思ってもいいでしょう。
ハピネスの場合は一通送信するのに240円もかかるので、完全に悪質サイトと言えるでしょう。
悪質なアプリ
これまでの情報でも十分ハピネスが悪質サイトであることがわかったと思いますが、さらにハピネスが悪質サイトであるといえるポイントを探っていきます。
・元々は「友達追加」というアプリ
ハピネスはもともと「友達追加」というアプリ名で運営されていました。
もちろん友達追加も詐欺アプリでしたし、中身はほとんど変わっていません。
悪質アプリの中には、アプリの評判が悪くなってくると、名前だけを変えてリニューアルさせるといった手口がよく使われます。
運営企業の名前を見ればすぐに分かることなのですが、出会い系アプリに不慣れな方は気付きません。
ハピネスというサイト名も今後変わる可能性はありますが、株式会社ELSAが運営しているサービスを見つけた場合は気を付けましょう。
・女性はサクラばかり
悪質サイトといっても色々ありますが、ハピネスは典型的なサクラばかりのサクラサイトです。
通常の利用者と運よくマッチできるとは思わない方がいいでしょう。
登録さえしておけばプロフィール内容に関わらず、サクラからの連絡が絶えず届きます。
普通に考えれば出会い系サイトで、女性から連絡がくるということはまずありえません。
明らかに不自然ですが、出会い系サイトに慣れていない男性は、女性からの積極的なアプローチに、ついチャットでやり取りを続けたくなります。
もちろんやりとりを続けるためにはアプリに課金しなければいけません。
特にハピネスは一通メールを送るだけでも240円かかるため、ぜったいに女性からの連絡に返信をしてはいけません。
・異性との出会いを禁止する規約
アプリストアでの説明では「恋人が欲しい方向け」と書いていますが、利用規約をしっかり確認すると「出会い・異性との交際を目的とした行為」は禁じられています。
とんちのようにも見えますが、これも悪質出会い系サイトがよく使う手段です。
2009年に施行された「出会い系サイト規制法」により、出会い系サイトに対する国の取り締まりも厳しくなっています。
出会い系サイト規制法では、出会い系サイトと開始する際には、サイトの運営者は公安委員会に届け出を出さなければいけないなど、さまざまな規則を課しています。
もちろんそれらの規則を守らなければ、トラブルが起きた際に処罰の対象になります。
そのため、悪質出会い系サイトが考えたのは、「出会い系サイトではないことにする」という手段なのです。
出会い系サイトでなければ出会い系サイト規制法で縛られることはありません。
利用規約で「異性と出会いを目的とした行為」を禁じていれば、出会い系サイトではないと言いたいのです。
屁理屈のようにも聞こえますが、悪質業者の精いっぱいの抵抗と言えます。
・リミット解除は詐欺のようなもの
ハピネスにはリミット解除というシステムがあり、2,400円払えば一か月間メール送り放題という、定額制の出会い系サイトのようなもの。
個別送受信無料と謳っていますが、2,400円払っている時点で無料ではありません。
1通240円なので、10通以上メールを送る場合はリミット解除の方がお得な計算ですが、もちろんサクラばかりなので利用してはいけません。
・評価が不自然に高い
Appstoreでのハピネスの評価は4.5です。
さらに言うと書き込みも60件以上もあり、肯定的な内容ばかりです。
これは業者に頼んで、評価を買っている結果です。
もちろん掘り下げて探せば低評価やクレームのような書き込みも存在しますが、そのような書き込みが目につかないために、大量の書き込みを投稿しているのです。
評価を業者で買えることを知らない人であれば、この評価と口コミを見て信じて利用する人もいそうですね。
特にハピネスの口コミはしっかり書かれていて、何も知らなければそのまま信じてしまいそうな内容です。
・迷惑メールが届く
ハピネスをダウンロードしていないのに、ハピネスというサービスから迷惑メールが届くという被害も多発しています。
他の悪質業者からリストからアドレスを買って、無作為に迷惑メールを送っているのです。
内容としては、芸能人を騙る場合が多いようです。
やり取りを続けていくと、途中からアプリ上でやり取りを続けたいと言われ、ポイントを買うように勧められます。
よくある詐欺の手口ですが、一通目から無視しましょう。
【まとめ】悪質サイトを見抜けるようにしよう
今回はハピネスがなぜ悪質サイトと言えるかについて解説してきましたが、悪質サイトには一定の共通点があるため、それを知っているだけで見抜けます。
悪質サイトが見抜けるようになれば自然と優良サイトに辿りつけるため、手を出してはいけないサイトの特徴を把握しておきましょう。