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出会い系「ご近所ネット」検証をして評価します

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「雑誌でご近所ネットの広告を見つけて登録した!……」

ネットのページでこんな口コミ評価が投稿されていて、興味が湧いたのでサイト概要を調べてみました。

この書き込みをしたのは女性で、登録してから不倫相手をゲットしてすっかりハマってしまったそうです。

しかし情報を詳しく調べてみると、ご近所ネットの問題点が次々と明らかに……

■ご近所ネットってどんなサービス?

ご近所ネットはいわゆる出会い系サイトの一種です。

しかし通常の出会い系と違い「アドレス購入制サイト」と呼ばれています。

スマホなどモバイル端末専用のサービスで、登録無料です。
会員登録の手順は、住んでいる地域と性別を選択して運営サイトに空メールを送り、返信されてから自分のプロフィールを入力するだけです。

とっても簡単ですが、会員になるだけでは他の利用者と会う事はできません。

他の利用者とメールアドレスを交換するためには、サイト内で前払い制のポイントを消費することになります。

ポイント購入はクレジット決済や銀行振込、コンビニ決済などで行います。

「登録無料」と聞くと、出会い系のサービスに不慣れな方はなんとなくタダで使えそうな印象を抱くかもしれません。

しかし誰かと出会うことが目的である以上、ポイントを購入してアドレス交換しなければ全く意味がないわけです。

つまりアドレス購入サイトは必然的に指定の料金が発生するカラクリで、決して無料出会い系ではないのです。

■あきれるような料金設定

実は、ご近所ネットではポイント購入が非常に高額です。

料金形態の内訳は、男性=購入決済10,000円、教える決済10,000円。

女性は登録料10,000円です。

10,000円ばかり並んで意味がわかり難いですが、簡単に言えば……

購入決済=相手のアドレスを知るための料金
教える決済=相手にアドレスを伝えるための料金
登録料=女性がアドレス登録する際の料金

となります。

つまり男性ユーザーは気になる相手のアドレスを閲覧したり、自分のアドレスを送信する度に料金がかかることになります。

ちなみに優良出会い系サイトと呼ばれるような有名サイトでは、メッセージ送信が1通あたり50円程度だったりします。

料金システムこそ違いますが、比較してみるといかに高額な設定なのか容易に想像できるはずです。

更にひどいのは女性の登録料が10,000円という事です。

一般的に女性ユーザーは、出会い系関連のサービスでは無料制で優遇されるのが普通です。

サービス利用はサイト内無料か、そうでなくとも男性ユーザーよりはるかに低料金です。

しかしご近所ネットでは女性ユーザーにも高い利用料金を設定しており、これは非常識と言わざるをえません。

■運営しているのは株式会社ルーブ(元・アウターライズ株式会社)

ご近所ネットを運営するのは株式会社ルーブで、第二種電気通信事業者・インターネット異性紹介事業の認定を受けています。

以前の会社名はアウターライズ株式会社でしたが、社名を変えつつ「妻カフェ」「アドナビ」など複数のサイト名で運営しています。

これらはいずれもご近所ネットと類似した料金システムで、先にご紹介したようなアドレス購入制サイトばかりです。

アウターライズ株式会社を名乗っている頃から悪質サイトの運営で再三取り沙汰されています。社名が変更されているだけなので注意が必要です。

ちなみに「インターネット異性紹介事業」とは、いわゆる出会いサイトを運営するため届出をするときの正式名称です。

届出をして認定を受けた運営責任者は、児童=18歳未満のユーザーがサイトを利用しないように厳しく制限するよう義務付けられています。

でも、ここで制限されるのはあくまで年齢なので、悪徳出会い系かどうかの判断材料にはできません。

■アドレス購入制に潜むデメリットとは?

なかには「アドレス購入制」の弊害について疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに高額なだけでは害悪とは言いきれないし、利用料金に見あった良質なサービスであれば使いたくなるかもしれません。

「男女ともに(高い)料金を払うんだから、そのぶん期待できるハズだ」

そんな風に考えるユーザーもいるかもしれません。
しかしこのような期待感が、逆に思わぬ落とし穴となってトラブルが発生しているのです。

ご近所ネットのようなアドレス購入制の場合、男性ユーザーは相手と会う前にまとまった料金を払うことになります。

アドレスを購入したり教えたりするために高額なポイントが必要なため、手当たり次第というわけにはいきません。

女性ユーザーも高い登録料を支払っているぶん、サイトを通じて届くメッセージには過大な期待を持ってしまいがちです。

アドレス購入制だとこうした心理状態に陥りやすく、サクラや詐欺などの被害にたやすく遭遇してしまいます。

重要なのは、たとえアドレス交換しても相手が一般ユーザーとは限らないことです。

■アドレス購入制ではユーザーがサクラや詐欺に対して無防備に

「払った料金に見合う出会いがあるハズ」と期待すればするほど、騙されても気付くのが遅くなります。

企業の経営者や多額の遺産を持った有閑マダムを装ってユーザーを期待させるのがよくある手口です。

いざアドレス購入してみると、その後は連絡が付かなくなって徒労に終るケースです。

女性ユーザーを狙う手口としては芸能人やそのマネージャなどの芸能関係者を名乗るケースも目立ちます。

一般ユーザーが憧れるようなステータスで誘惑しているのが共通点です。

こうした方法で騙してくるのは「サクラ」です。

運営会社が直接雇ったサクラであると断定するのは困難ですが、アドレス購入を誘っておいてその後は出会えないのがサクラの常套手段です。

単に出会いたいと持ちかけるだけでなく、アドレス交換すれば報酬として大金を渡すと口約束するパターンもあります。
こうした露骨な手口には引っ掛からないよう気をつけたい所です。

■在宅で高額報酬の副業を持ちかけられた

冷静に考えればすぐ気付くような手口だけではありません。

「在宅のまま稼げる副業があるのでお願いしたい」などと依頼してくるケースも増えています。

例えばメールで異性の悩みに答えたり、相談相手になって欲しいといった内容です。

それらしいやりとりを何回か行ってから、報酬を受け取る段階になると「支払いのためにアドレス交換が必要」と言われるわけです。

このような手口は、雑誌や副業紹介の情報サイト・占いサイト一覧などコミュニティサイトで行われます。

在宅で収入を得たいと思う人を狙い、詐欺サイトへ誘導する悪質な方法です。

アドレス購入をさせるために騙すのはサクラ、何らかの作業をさせてから行方をくらますのは詐欺と分別できます。

しかしここではその区別にこだわったりはしません。どちらも一般ユーザーにとって有害であることに変わりはないからです。

■もしも不審点があったら……トラブル回避のチェックポイント

アドレス購入制の出会いサイトでは、相手がどんな人物か見極めが付かないうちに高額な料金が発生します。

そのためサクラ情報や詐欺サイトの誘導に引っ掛かりやすくなるリスクがあります。

出会い系サイト新着情報の投稿で「ご近所ネットで出会えた」というような出会い系クチコミ評価を見ても、簡単には鵜呑みにできません。

被害に遭わないためには、まず登録しない事、もし登録済みでも深入りしない事が大切です。

利用規約によれば、退会手続きをすれば10日以内で退会できることになっています。

ただし退会後でもサイトに再ログインすると復帰したと見なされてしまいます。
また登録者情報が残されているので、その後も迷惑メールが送られてくる可能性も残ります。

実際に被害に遭ってしまった場合は、地元の消費生活センター(消費者センター)に相談してみるのがオススメです。

弁護士や専門科に相談する手もありますが、相談料も発生するので後回しにするのが無難です。

サクラサイトを利用するかどうかはもちろん個人の自由ですが、こうしたリスクを踏まえて頂きたいなと思います!

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