出会い系サイトの中には危険なサイトがいっぱいあるのは知っているけど出会いはほしい。
だけど悪徳サイトやサクラ詐欺に引っかかるのは絶対に嫌だ。
そう考えている方のために今回は出会い系サイトの中でも、悪質業者の見分けるポイントや利用の際のNG行為を説明していきます。
正しく理解して安全に使いましょう。
悪質な出会い系サイトの特徴
早速悪徳出会い系サイトの見分け方を紹介していきます。
特徴を挙げていくのでこのようなサイトを見たら登録は控えてください。
中には登録してから気づくものもありますが、
気付いた時点で退会などの措置をとってできるだけ関わらないようにしましょう。
・会社名が画像
出会い系サイトを選ぶ際は必ず会社情報や運営情報を確認してください。
もし会社概要の会社名や住所などがテキストではなく画像であった場合、そのサイトはアウトです。
画像の中に書かれている文字というのは、Googleなどの検索エンジンから文字として判別されないため、検索されません。
通常であればより検索しやすくして、検索順位をあげたいものですが、検索されたくないというのは、何かやましいことをしているためです。
大抵の場合、いくつかの出会い系サイトを運営していたり、住所もレンタルオフィスのものだったりします。
・ありふれた会社名・サイト名
会社名がよく聞くような場合も悪徳サイトである可能性が高いです。
具体的には「株式会社アシスト」「株式会社ライフ」「エース」などとみたら引き返しましょう。
同じ会社名が多ければ自分達の情報は上位に出てきづらいため、これもまた検索されないようにするためです。
「株式会社アシスト」という社名は日本で一番多い社名で、実に609社もあるようです。
自分の会社を知ってもらいたければまずつけることはありません。
・会社概要の住所が海外
海外に存在している会社や電話番号が+から始まる国際電話番号、責任者が外国人というような場合は非常に危険で、返金の可能性も低いと考えてください。
出会い系サイト規制法でも海外のサイトは規制できないため、放置されているのが現状です。
日本語で書かれているサイトであっても安心せずに確認しましょう。
・サイト名がない
ページを開いてみたら、ブラウザの上部にあるタブという部分も確認してみてください。
サイトを複数開いていて、タブが小さくなっている場合でも、タブにカーソルをあてると通常サイト名が表示されます。
しかしそこにサイト名が表示されない場合は「Index」と表示された場合は確実に悪質サイトです。
これも検索されないためや、口コミ評判やコメントを載せられないためです。
何かあった場合にネット上で晒されるのを防いでいます。
・URLが長い
ページを開いたらURLの確認も必須です。
サイト名と関係なく無駄に長いサイトや、「.」や「-」などを多用しているサイトは要注意です。
やましいことがあって国内のサーバーが使えず、海外の無料サーバーを使っているとこういうことがあります。
通常であればURLも覚えやすく変更するものですが、無意味な英数字の羅列のものは
機械が自動的にサイトを大量しているものをそのまま使っているので、まともなサイトとは言えないでしょう。
こういったサイトの運営会社は大抵、同時登録用のかませサイトを大量に作っていたり、URLやサイト名を頻繁に変えて検索されないようにしています。
・URLが大手と酷似
URLを見て大手企業のものと似ている場合にも注意が必要です。
末尾を見てgreeやmixiといった、大手の企業やサービスの名前が入っているサイトはアウトです。
これは不正なメールを受信しないようにするフィルタ機能をくぐりぬけるために行われています。
間違っても子会社や関連会社ではないので、それを見て安心しないようにしてください。
・完全無料
出会い系は欲しいけど料金はかくたくないという方は気を付けてください。
今の日本には完全に無料で出会えるサービスというものは存在していません。
以前はありませしたが、未成年者でも簡単に利用できていたため、出会い系サイト規制法の施行に運営できなくなりました。
そのようなサイトはほとんどが登録と同時に他のサクラサイトにも登録されるか、
有料のサービスへ誘導されます。
中には仮会員は無料で利用できるけど、知らない間に有料の正規会員にされている場合もあります。
ひどい場合には月に1000件以上の誘導メールが送信されるケースもあります。
・年齢認証がない
登録車に年齢認証がないサイトは確実にアウトです。
また年齢認証が「18歳以上ですか」という質問に「はい」「いいえ」で答えるだけのサイトも危険です。
出会い系サイト規制法では児童では確認するために、身分証明証などを使って
ユーザーの年齢を確認することが義務付けられています。
・逆援助・支援が売り
女性の相手をしてお金をもられる。
男性ならこの上ないおいしい話ですが、アイドルやホストでもなければそんな夢のような話は存在しません。
女性の画像ばかりを載せていて「愛人」「不倫」「家出」「人妻」「熟女」というようなワードを連発しているようなサイトは確実に危険です。
こういうサイトでは女性会員の写真もきわどいものばかりですが全員サクラです。
登録した途端に大量のサクラメールがとんできます。
話を引き延ばしてポイント購入させることが目的です。
メールやりとりの中で間違っても連絡先などを交換してはいけません。
女性だけがお金を払うシステムになっていたり、女性向けの出張風俗といったサービスも実在はしません。
お金も稼げて出会いもあるなどというファンタジーを信じてはいけません。
・1ページサイト
いわゆるペライチと呼ばれるもので、会社概要や特定商取引に関するページがないものです。
余計な作業がかからず、大量生産できるため警察などの目から逃れるために使われます。
海外のサーバーを使って作られているもの多いのも特徴です。
・モバイル版を過剰に推奨
たまにモバイル版やスマホアプリを過剰に進めてくるサイトもありますが、こういうサイトは気を付けてください。
やったことがある人も多いと思いますが、パソコンであれば複数のウィンドウを使ってそのサイトの評判などをチェックすることができます。
しかしスマホではなかなか同じようなことがしづらいため、詳しく調べられずに登録までさせることができるのです。
中にはPC版が存在しないというものもありますが、こういう場合は高確率で悪徳サイトです。
・Gmail利用不可
Gmailで登録できないサイトはほぼ悪徳サイトです。
GmailやYahooメールは迷惑メールが届かないようにスパムフィルターがしっかりしています。
つまりはそれに引っかかるため使えないということです。
それだけ迷惑メールや詐欺メールを送っているということなので、関わらない方が賢明でしょう。
・同時登録される
無料サイトに登録したら、勝手に別のサイトにも登録された場合は確実に悪徳サイトとみなせます。
優良サイトであればそんなリスクを犯してまで、そんなことをする必要がないからです。
経験したことがある人は分かると思いますが、勝手に登録されたサイトがまともなサイトであることはまずありません。
・メッセージの保管期限がある
一定の期間が過ぎたらメッセージが消えるという表記がある場合はサクラサイトだと思ってください。
一般的に考えて優良なサイトがメッセージを消す必要はありません。
メッセージを消したがるのはサクラとのやり取りを証拠に残したくないためです。
・退会方法が手動
出会い系サイトに登録する際にはその退会方法は絶対に確認してください。
通常であればボタン一つで退会できるものですが、こちらのメールまで連絡してくださいというサイトはどう考えても危険です。
業者にメールをさせることでそのアドレスが生きているのを教えていることになるので、
その情報が売られ余計な迷惑メール届く可能性があります。
絶対にやってはいけないこと
登録や利用した後に悪徳サイトであることに気づくケースもあります。
ここでは悪徳サイトとわかってからやっていけないことを紹介していきます。
被害にあわない、拡大させないためにも以下のことを守りましょう。
・お金を振り込む
現在は出会い系サイトを利用したワンクリック詐欺のような手法が増加しています。
悪徳サイトと分かった以上は架空請求がきても絶対にお金を支払ってはいけません。
脅しがしつこく、お金を払えば終わるならという気持ちでお金を払ってしまう人もいますが、一度お金を払ってしまうとその後の方が危険なのです。
お金を払った人間の情報は悪徳業者のカモリストに記載され、さまざまな悪徳業者から催促の連絡がくることになります。
どんなに脅されても悪徳業者が裁判を起こしたり、自宅に押し掛けたりすることはまずありません。
慌てずに対処して、こわくなったら警察や国民生活センターに相談しましょう。
・メール返信をする
迷惑メールがどんなにいやでもそこに書かれている「配信停止はこちら」などといったアドレスや請求メールに返信してはいけません。
悪徳業者にこのメールは使われていますよと教えるようなものです。
業者の方ではアクティブなアドレスとして、他の悪徳業者などに売り渡され、余計迷惑メールが届くようになります。
迷惑メールがいやであれば受信拒否などの措置をとってください。
・電話をかける
見知らぬ請求があった場合や退会の場合には会社に連絡をくださいと電話番号が書かれていても、決して悪徳業者に電話をしないでください。
親切心や手厚いサービスのために電話対応をしてくれるわけではないのですから。
悪徳業者の場合は一日に何度もクレームや苦情の電話がきているため、あなたがどんなに相手を打ち負かしてやろう、怒りをぶちまけてやろうと思っていても、向こうは何も感じることはありません。
一見、丁寧な態度で対応してくれますが、
「今後連絡がいかないように氏名と電話番号を教えてください」
と言いながら一つでも多くあなたの個人情報をとろうとしてきます。
余計に迷惑電話や迷惑メールが届く原因となるので、絶対に電話はしないでください。
・個人情報を教える
悪徳業者の狙いは会員の個人情報ともいえます。
そのため身に覚えのない請求があったからといってコンタクトをとると、言葉巧みにあなたの個人情報(名前、住所、電話番号、勤務先など)や細かい連絡先を聞き出そうとします。
一見納得できそうな理由で聞いてきますが、慌てず対処して相手の口車に乗ってはいけません。
ひどい場合には返金をするので口座番号を教えてくださいという場合や、カード情報まで聞き出されている時もあります。
一度個人情報を教えてしまうと、その情報を利用してさらに脅される危険性があります。
・運営会社を訪問する
仮に会社の所在地が家の近くだったとしても、出会い系サイトの運営会社を訪ねてはいけません。
大抵の場合、記載されている住所に本当にオフィスを構えていることはありませんし、逆に実在していた場合には余計に危険が及ぶ可能性があるためです。
得体のしれない会社がどんな違法集団であるかは誰にも予想できないので、会社を訪れるくらいなら警察を訪れましょう。
・悪質業者に反撃を考える
出会い系サイトを通してどんな理不尽な仕打ちを受けても決して業者への反撃などは考えないでください。
あなたの時間が無駄になるだけならまだいいのですが、実際に危害に会う可能性もあるため、直接はもちろん電話やメールでのコンタクトも避けましょう。
騙されたときの対処法
出会い系サイトで被害に会った際にはその手口がどんなに悪質でもへたに反撃などを考えてはいけません。
これから安全にやりすごす手段を紹介するので参考にしてください。
・無視する
仮に詐欺にあった場合でも個人を特定できるもの(住所や氏名)などがしられていない場合、最善の策は無視することです。
メールアドレスや電話番号を知られた場合には、架空請求メールなどがきても、受信や着信を拒否したり変更しましょう。
詐欺の場合には被害者の不安をあおるため、プロバイダ―会社やブラウザ名、住んでいる地域まで記載してくる場合もありますが、
それらの情報から個人の特定まではできないので慌てずに対処してください。
仮に電話がかかってきて脅されたとしても、電話番号から住所や氏名を知ることは基本的にはできません。
詐欺会社としても手間をかけてまで一人の人間から搾取するくらいなら、次のターゲットに行った方が早いと思っていることを覚えていてください。
・利用規約を確認する
詐欺にあったと思ったとしても一応利用規約は一度確認しましょう。
仮に入会金や後から請求される場合があると記載されていたとしても、契約時にはっきりとわかるように説明していなければ法律上では全て無効になるので安心してください。
とはいれ業者もその規約をたてに脅してくることは確実なので、言われた時の心の準備のためにも見ておくことが賢明です。
もし余裕があるようなら自分で詐欺などの法律に関して調べておくこともおススメしておきます。
脅された時に知っているのと知らないのとでは心の余裕が全く変わってきますので。
・検索して調べる
詐欺にあった時に周りに相談できる相手がいなかった場合には、まずはネットで同じような被害に会った人がいないか調べるのもいいでしょう。
事例や対処法など知るだけでも精神衛生上大変有効です。
しかし、サイトで検索することを想定して罠が仕掛けられている場合もあるので気をつけましょう。
例えば出会い系サイトでの詐欺被害に強い弁護士などを装って、二重に詐欺を行うかなり悪質な業者がいるということだけでも知っておいてください。
・相談する
被害が拡大してもう自分だけではどうにもならない状況になってしまったら、速やかに警察や消費者センターといった機関に相談しましょう。
特に個人を特定されてしまったとしたら、恥ずかしいとか弱みを握られているなんて言っていられません。
相手もプロの詐欺師なのですから、解決はプロに頼みましょう。
・通報する
実際に身の危険を感じたり詐欺被害に会ったという時には、最終手段として警察に通報するという手もあります。
出会い系サイト関連であれば110番以外にも警視庁サイバー犯罪対策へ連絡すれば、適格なアドバイスももらえるのでうまく活用しましょう。
【まとめ】いざという時に冷静に対処できる準備が大切
悪質な出会い系サイトがどのようなものかまとめてきましたが、ここであげた例以外にもどんなところに落とし穴があるのかわかりません。
大切なのは出会い系サイトは特に悪意を持って作っている人が多いことを理解することと、仮に被害に会ったとしても冷静に対処できる心構えを持っておくことです。
余裕がある人は普段からどのような詐欺事件が起きているのか、また詐欺関連の法律に関しても目を通しておくといいかもしれません。
いざという時に焦らずに対処できることでしょう。