「出会いたいのに出会いがない」そう考えている人は、もしかしたら出会いの場が間違っているのかもしれません。
特に人気な『出会いの場』だある結婚相談所、出会い系、街コン、相席居酒屋などの特徴、それぞれのデメリット、おススメ度などをご紹介していきたいと思います。
結婚相談所の特徴
結婚相談所は、特定商取引法で「結婚又は交際を希望する者への異性の紹介」をする事業として認定されているサービス業となります。
結婚相談所の数は大小の企業合わせて4,000社ほどあり、全国で約50~60万人が結婚相談所に登録していると言われています。
各事業者によって提供サービスが異なりますが、一般的には以下の4つのタイプに分かれます。
結婚相談所タイプ1.仲人型
個人経営に多いのが仲人型タイプです。
担当スタッフが、結婚相談所に登録した男性と女性それぞれに好みのタイプや年収、外見、年齢などを聞いて条件が合いそうな人同士を紹介しあうというシステム。
マッチングに関してベテランの担当スタッフが「30代を希望とのことですが、40代まであげてみてはいかがでしょうか」「この条件だとかなり厳しいです。お相手も譲歩しているのでもう少し融通を聞かせてください」など厳しいことをいいつつ相手とちゃんとマッチングできるようにしてくれるのが仲人型タイプメリット。
人件費がかかっている分高額の登録料なのがデメリットです。
成功報酬型といって、まずは低額で入会してカップルになったら大きな金額を払うところもあるようです。
結婚相談所タイプ2.データマッチング型
データマッチング型は何百項目もあるプロフィールの内容から、データマッチングにより自分の理想の相手に近い人を毎月紹介してもらえるシステムです。
基本的に間に仲人が入ることはないので、余計なアドバイス不要、自分の意志ですべてを決めたいという方に人気のタイプです。
例えば『趣味が同じで、年収1,000万円以上』という項目を設定していたらそれにぴったり当てはまる人のデーターが届くので、自分からメールを送り(まずはプライベートではなくプロフィールのメッセージを利用することが多い)デートの約束をとりつけます。
結婚相談所タイプ3.インターネット型
インターネット型とはいわゆる『出会い系サイト』のことです。
結婚相談所と言われてしまうと重々しい感じがしますが、出会い系サイトと言われれば気軽にはじめることができますよね。
今の出会い系サイトは一昔前と違って「サクラばかりの信用できない物」から変わりつつあります。
Facebookの婚活アプリ、ミクシィの出会い系サイトなど名実ともに信頼できる会社が出会い系サイトを作り上げているので、男性も女性も安心して気軽に出会いを求めることができるようになりました。
ただ、気楽に入れる分「結婚したい、恋人が欲しい」という人よりも「遊びたい、暇つぶし」と言った方が多いのも事実です。
出会い系についてはまたのちほど詳しくご紹介していきたいと思います・
結婚相談所タイプ4.パーティー型
パーティー型とは、司会のもとで行われる合コンのようなものです。
流れ作業の様に1対1で2~3分話したら次の人と話す、また2~3分話したら次の人とはなし、1番気に入った人の番号を言って両想いになれば番号を交換するといった「プチお見合い型」や会場の中で好きな異性とおしゃべりしていい「大人数パーティー」、親睦を深めるためにいちご狩りや旅館などにバスで旅する「遠足型」など色々なものがあるのが特徴です。
実際に相手の顔を見ながらおしゃべりができるので、相手をすぐに見極めたいという方には非常に人気なタイプになっています。
結婚相談所のクレーム
結婚相談所には人が集まる分クレームも発生します。
「出会えなかった」といった基本的な物や「良い人を紹介してもらえなかった」というものまでたくさんのクレームがありますが、基本的には大きく分けて5つのデメリットが存在するのです。
結婚相談所のタイプによってクレームにも違いがありますが、こんなこともあるんだなとデメリットとして理解しておいてくださいね。
クレーム1.結婚相談所のスタッフとの性格の不一致
特に、仲人タイプの結婚相談所で一番起こりやすいのが仲人タイプとの性格の不一致です。
かなりプライベートなことまで質問されますし、スタッフは利用者を気遣うことが1番ではなく『カップリングする』ということを1番に思っているので、かなりビシバシと厳しくアドバイスする人もいます。
お互い人間なので性格が合う合わないはあるとおもいますが、プライドを折られたように感じてしまう人が多いのです。
一度スタッフとの仲が悪くなってしまうと、「嫌われているから条件の良い人を紹介してもらえないのかな」など疑心暗鬼になってしまうこともあるようです。
入会前にどんなスタッフがいるのかチェックしておくのが1番ですが、必ずしも担当が入会前に担当してくれた人とは限らないので注意しましょう。
「担当のスタッフと合わなかったら変更できますか?」「きついタイプの人苦手なんです」と相談して多くのも良いと思いますよ。
また、相談員が多いところでは「1人の人に担当してもらいたい」「コロコロ変えないで」といったクレームもあるようです。
クレーム2.契約内容と実際が違う
契約内容と違ったことが起こるというケースも考えられます。
・カップル成立になっても料金は発生しないと言われたのに発生した
・絶対に100%結婚できるって言われたのに出来なかった
・毎月10人ほど紹介してもらえるという話だったのに1人も紹介してもらえなかった
・入会金は○○円と言われたのに、有料オプションに入らないと優先的に紹介してもらえなかった
など中には利用者に問題があるのに逆恨みしているクレームもありますが、100%詐欺なところもあります。
まずは入会前に必ず注意事項、利用規約などを細かく読んで、気になるとこはすべて質問するようにしましょう。
クレーム3.無理やりカップルにされる
結婚相談所のタイプによって違いがありますが、中には成婚するまでは低料金で成婚したら金銭が発生するというタイプの結婚相談所もあります。。
成婚料がほしかったり、宣伝効果を高めるために成婚率を上げたかったりすると無理やりカップルにされてしまうということもあるようです。
・まずは、付き合ってみて考えなさい
・あの人逃したらもういい人みつからないかもよ
・いつも断ってばかりですけど・・・
など断ってもしつこく責めてくるときは要注意。
クレーム4.会員同士のトラブル
基本的に、会員同士のトラブルは「自己責任」ですが、「もっと結婚相談所が審査をちゃんとやってくれていたら!」「指導をしてくれていたら!」という気持ちでクレームを出す方が多いようです。
例えば
・収入を高く見積もっていた
・既婚者だった
・子供がいるのにいないと言われていた
・年齢がウソだった
・ただの暇つぶしだった
といったクレームが多いです。
基本的に結婚相談所の方でも会員のチェックはしていますが、チェックが緩いところは緩いです。
自分が登録したときに「あれ、全然調べてないじゃん」と思ったらやめておいた方が良いかもしれません。
クレーム5.違約金が発生する
結婚相談所ではたくさんの契約事項があります。
例えば、お見合いを1週間以内にキャンセルするとキャンセル料が発生ということは当たり前のことなのですが、当日キャンセルだとキャンセル料に加えて相手の交通費・食事代・キャンセル料の200%をとる、といった違約金が発生することがあります。
これらは利用規約に記載されていますが、そんな細かいところまでチェックしなかったり、チェックしていても忘れてしまっている場合が多いのでクレームが起こるのです。
出会い系サイトの特徴
さて、次は先ほど少し触れたインターネット型、通称出会い系の特徴についてご紹介していきたいと思います。
「インターネット異性紹介事業」は、出会い系サイト規制法第2条第2号において、以下の様に定義されています。
- 面識のない異性との交際を希望する者の求めに応じて、その者の異性交際に関する情報をインターネット上の電子掲示板に記載するサービスを提供していること。
- 面識のない異性との交際を希望する者の異性高裁に関する情報を公衆が回覧できるサービスであること
- インターネット上の電子掲示板に記載された情報を回覧した面識のない異性との交際を希望する者と電子メール等を利用して相互に連絡することができるようにするサービスがあること
- 有償、無償問わず、これらのサービスを反復継続して提供していること
つまり、誰かと交際したいなと思っている利用者のプロフィール欄、掲示板、メッセージ機能があるサイトを継続して行っているサイトのことですね。
インターネット上で取り扱っている「面識のない異性との交際を希望する者の求め」に応じるサービスのほとんどは出会い系サイトですが、最近では『インターネット型お見合い』や『インターネット型結婚相談所』などと呼ぶので「出会い系」という不潔で軽いイメージを払拭しつつあるようです。(以下、出会い系と記載)
会員登録は無料と有料があり、中には女性無料、男性3,000円といったところも。
無料でも1日何通以上のメールからは有料オプションといった制限が発生するところもあるようです。
掲示板で色々な人と情報交換が出来るうえ、プロフィールでお気に入りの人が探せたりします。
自分でコツコツと相手を探さなければなりませんが、余計な口出しをする仲人がいなくてかえってやりやすいという声も多数。
毎月の月会費も気軽に始められる程度になっています。
出会い系サイトのデメリット
出会い系のデメリットは無数にありますが、悪徳業者がいるなどの基本的なこと以外のデメリットをご紹介していきます。
サクラが存在する
出会い系サイト規制法第2条第2号においてサクラは違法とされていますが(面識のない異性との交際を希望する者と記載されている)まだまだサクラは数多くいるようです。
プロフィール登録したばかりなのにメッセージが届いたり、話がかみ合わなったり何人もの人からメッセージがくる場合はサクラの可能性が高いです。
アドバイザーがいない
例えば、自分で自分の弱点を見抜いている人はあまりいません。
恋人を作れない決定打として相手を気遣えないから、マシンガントークしてしまうから、上から目線だから、条件を絞り過ぎだからなど誰かに指摘してもらわないと気が付けないことってありますよね。
出会い系サイトではアドバイザーがいないので、恋愛下手な人はずーっと恋愛下手なままなのです。「しょせん出会い系はいい出会いがない」と思い込んでしまう人のほとんどはこのパターンです。
気軽すぎてドタキャン率が高い
結婚相談所では、男性よりも女性の方が“がっついている感”が高いです。
その理由は、「平等に金銭が発生しているから」。
元をとろう、という気持ちがあるのではないかなと感じられます。
メールでちょっと「あれ?」と思うことがあっても、とりあえず会って話してみようという考えをもった人が多いのです。
しかし出会い系の場合は、女の子をたくさん集めようとして女性無料の所が多いので、自分が損をするわけではありません。
ドタキャンや音信不通も気軽にしてしまえるというところがあります。
身元の不明
仲介がいないということは、相手の素性も分かりません。
独身だと言っていたのに妻子持ちだった、社長だと言っていたのにフリーターだったということはよくあることなので注意しましょう。
結婚目的以外の人も大勢いる
結婚相談所は7割以上は結婚したい人が登録しますが、出会い系の場合はまだまだSEXしたい人、暇つぶしがしたい人、遊びたい人などの割合が多いです。
結婚したくて出会い系サイトを利用する場合は、見極める力も非常に大切になってきます。
街コンの特徴
街コンとは街ぐるみで行われる合同コンパいわゆる合コンのことを指します。
合コンの幹事を街に選ばれた人がしてくれるので、お店選びや友達選び、盛り上げなどの煩わしいことが不要、参加費を払って参加します。
基本的には年齢、年収、職業、人数問わず参加が可能ですが、アウトドア好き限定、看護師限定、男性は年収600万円以上女性は問わず、といった指定がある場合もあります。
街コンのデメリット
街コンは1,500円~5,000円ほどで参加できるので敷居は低いですが、その日にどんな人が集まるのかは運でしかないので、例えば自分が40代でも20代ばかり集まってしまうということもあります。
また、幹事は全体の司会進行をしますが、個人的に1対1になれるように配慮してくれるといったことはしないので、消極的な人には向いていないのかもしれません。
普通の街コンには若い層が集まる傾向にあるので、ターゲットを絞りたい方は“〇〇限定”といった街コンを利用すると良いでしょう。
出会い(相席)居酒屋の特徴
出会い(相席)居酒屋とは、合コンのメンバー集め、日程、場所を決めなど手間がかかることをすべて省いた合コンのようなものです。
居酒屋に行って、異性が来たら“相席”となりプチ合コンの始まりです。
お店によっては、マッチングできる人数がたくさん集まれば時間ごとに相席の人を変更するというシステムがあるところも。
料金は、基本料金(飲み放題など)1,500~3,000円プラス有料商品(おつまみなどのメニュー)です。
中には女性0円のところもあるので、おつまみを注文しなければお酒飲み放題を利用しても0円で過ごせるところもあります。
出会い(相席)居酒屋のデメリット
デメリットとしては、女性が安い・または0円の所にあります。
特に結婚や異性とのお付き合いを求めていない人でも0円の言葉につられて入店してくるのです。
時には同伴相手を探しているキャバ嬢や待ち合わせの暇つぶしに利用している人も。
男性陣は酔っぱらっている人が多いので、下心が見え見えになってしまっている人もいます。
また、運が悪く異性が来店しなくても、マッチングの基本料やテーブルチャージ料を払わないといけないこともあります。
詳細はお店によって大きく異なるので、不安な方はHPで確認したり問い合わせを行ってみてくださいね。
異性との出会いが欲しい人におススメなのは?
結婚相談所、インターネット型出会い系、街コン、出会い(相席)居酒屋をご紹介しましたが、以上を踏まえこの中で値段・手軽さ・相手と会える・結婚できるなどを◎、〇、△の三段階で評価してみました。
どの「出会い」の方法が自分と合っているのかは個人によって大きく異なりますが、特におすすめしたのは上の図のようなタイプの方になっています。
自身の性格別で会う出会いの場は下の図のようなものになるはずです。
結婚相談所は仲人のアドバイス、進行があるため人見知りや口下手でも問題ありません。
また、結婚相談所に登録する人は『何かを持っていれば何かを妥協してくれる』というタイプの方が圧倒的に多いです。
例えば「年収が良ければある程度外見は気にしない」、「内面が魅力的であれば口下手でもOK」「若くて子供が作れればあとはなんでもいい」などある程度お互い妥協できるのです。
インターネット型の出会い系は出会うまでが大変ですが、1度出会ってしまえばすんなりと交際にいたるパターンが多いようです。
第三者の目が気にならないので、余計なプレッシャーなく相手と距離を縮めることが出来るのが良いのでしょう。
街コンは、出会いとしては少し軟派な部類。
1人と誠実にお付き合いするというよりはみんなでワイワイ楽しむ中でカップリングが成立する、という仕組みなので人見知りだと何の収穫もく企画が終わってしまうことも。
出会い系居酒屋も街コンと同様軟派な部類です。
また、『来店する女性が少ない』と女性には至れり尽くせりのサービスが付けられるため、女性は「自分たちを楽しませて当たり前」と思ってしまいます。
楽しませるテクニックに自身のある方は、手軽で確実性が高く出会いを期待することができますが、口下手の人にはあまりむきません。
結婚相談所、出会い系、街コン、相席居酒屋、比較まとめ
それぞれの出会いの場にはメリット・デメリットがあります。
自分に向いた出会いの場を探すことも非常に大切なんですよ。
自分の性格や相手に求めることで、出会いの場を選びましょう。
様々なことを試してみるのも一つの手です。